あなたの「愛情表現」伝わっていますか?
こんにちは。
先日「こころもりの時間」で、親密な関係性におけるこころの動きのお話をしたので、せっかくなのでパートナーとの愛情表現の違いにつてのお話を書きたいと思います。
数年前のことなのですが「パートナーが熱を出した時、どうする?」という話題がTwitterで議論なっていました。当時、面白いな〜と思って書いていたことを抜粋しています。
「俺は妻めっちゃ大事にしてるよ!この前も熱出して寝込んだ時に『ご飯は適当に外で食べてくるから心配するな』って言って子ども連れて1日外出てたし!」って得意げに職場の人が話してたけど、聞いてる側は褒める人と、ドン引きする人がいた
Twitterより一部抜粋
人によってリアクションに大きな違いがあった、と書かれています。
賛成派意見
・子供連れてでるだけ、なんぼかまし。
・ゆっくり寝かせてあげているので賛成!
・具合が悪い時は、そっとしておいて欲しい
・とにかく寝ていたいので有難い
反対派意見
・放置しただけ
・看病する姿勢がないのは問題
・妻のご飯は?
さて、これって何が起きてると思いますか?
私たちは、それぞれ好みの「コミュニケーション方法」が違います。愛情表現もコミュニケーションなので「愛情表現」や「愛情の感じ方」だってそれぞれ違います。ですが、私たちは無意識のうちに自分の「好みのコミュニケーション」が「普通」と思いがちで、違うコミュニケーション方法でアクセスされると「嫌がらせ?」「感じ悪い」「嫌わている」と感じてしまうほどなんですね。
ということは「どちらが正解」というわけではないと思います。もし妻が「ゆっくり静かに寝たい」方だったら、夫が取った行動はとてもうれしいでしょう。ですが結果はちがったようです。後日談として書かれていました。
昨日みんなに言われて妻に謝ったんですよ…。『みんなにそこまで言われないと分からないのか』って呆れられました…。『あんたにはもう何も望まないって決めたからもういいよ』って…俺の何が悪かったんですかね…」ってションボリしながら今日出社してきた
Twitterより一部抜粋
どうやら妻が「愛されている」と感じる「愛情表現」は、優しく看病されて、そばにいてくれることだったようですね。
では、みなさんはどうでしょうか?自分が「愛情表現」だと思っていることと、相手が「愛情表現だ」と感じることが違うかも?と考えたことありますか?「どうしてこんなにすれ違うのかな?こんなに大好きなのに!」と感じたときは、ちょっとだけ立ち止まってください。
あなたの愛情表現は相手に本当に愛情として伝わっていますか?
あなたは相手の愛情表現を愛情として受け取れていますか?
そう考えると、この話題になった夫だって妻を愛していないのではありません。勝手に思い込まず、「どうしてほしいのか教えてくれる?」と聞いていればよかったかもしれません。妻も「普通分かるだろう」「普通そうだろ」と思わずに「一緒にいてくれた方がうれしい」と伝えられたら違うのではないかな?と私は思います。
愛し方、愛され方、人によって違いがあっても相手を想う気持ちは同じなんですね。すれ違ってしまうことで、こじれていくことだってあるんです。でも、違いを知ることで「あれ?これって愛情表現だったの?」と気づくことだってあると思います。
ということで、お知らせです。
次回の「こころもりの時間」は『親密な関係性におけるこころの動き〜後編〜』です。連休最終日の9月22日にFacebookライブ配信を行いますので、お時間があればぜひ!お時間がない方は「ユウアヒア」さんのYouTubeチャンネルにアーカイブがありますので、お好きな時にご視聴ください。